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中有の話し「生まれ変わって先祖になる」(3) [仏教]

中有のことが書かれている『『倶舎論』を著した世親は、
西暦400年代に現在のパキスタン、ペシャワールで生まれました。

パキスタンと聞くと、その宗教はイスラム教というイメージが強いのですが、
この地域がイスラム教となったのは988年のこと。それ以前は長く仏教国としての歴史が続いていました。

この地域の仏教が一気に隆盛を極めるようになったのは、
カニシカ王の時代です。歴史の教科書で登場する古代インド地方の王と言えば、まずアショーカ王。

アショーカ王は在位紀元前268〜232年。
マウリヤ王朝の王様で、仏教を庇護した王として知られています。

釈尊は入滅後に荼毘に付されますが、
その骨を納めた仏塔が八本建てられます。
アショーカ王はそれらの仏塔から骨を取り出し、新たに84000の仏塔を建て、
釈尊の舎利(骨)を分骨したと言われています。

マウリヤ王朝が興ったのはインドの東北部です。
マウリヤ王朝自体は南インドを除くインド亜大陸の大半を支配したとされますが、
カニシカ王のクシャーナ王朝の支配地域はインドの西北部でした。

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