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禅と葬式 『仏典を読む・死からはじまる仏教史』 [仏教]

今、末木文美士さんの
『仏典を読む・死からはじまる仏教史』
という一冊を読んでいますが、非常に興味深い内容です。

「今日の仏教式の葬式の原型は禅宗によって確立されたといわれている。
それは決して偶然のことではない」(145頁)

位牌、という用語が仏典上、初めて登場するのは
『百丈清規(勅修百丈清規)』であると言われています。
清規というのは、禅堂で集団生活を送る禅僧の生活規律を記したもので、
実は葬儀の出し方までが規定されているのです。

『仏典を読む・死からはじまる仏教史』
は、わざわざ『死』という一語をタイトルに入れています。

なぜ、禅宗が死を大切にするのか。
それは「過去は単に過ぎ去ってしまったわけではない」からです。




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