辻村深月 「ツナグ」 [書籍]
「たった一人と一度だけ、
死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい」
「ツナグ」の帯のタイトルを見て、
思わずこの一冊を買ってしまった。
誰がどのように願いで使者との再会を望むのだろうか。
ツナグと呼ばれる使者がその再会を叶えてくれるのだが、
ツナグは高校生の男の子、歩美(あゆみ)。
かれは、そのような家系の中に生まれ、
病床にある祖母から仕事を託される。
尤も、このことは小説の最後で明かされることで、
最初はちょっぴり謎めいた高校生として登場する。
「一人の人間が、『この世』にいるうちに、 『あの世』の死者に出会える機会は一人分だけです 今、ここで水城サヲリさんに会ってしまったら、 あなたはもう二度と、誰かと面会することはできません」
(22頁)
実は死者にとっても会えるのは一度だけ
この世にいる人が出会えるのは一度だけ
というルールがある。
「この世とあの世の出入り口。 そこを繋ぐことが叶うなら、 きっとたくさんの人がその場所に殺到する。 死ぬことに意味がなくなる。 生きることの意味だって曖昧に薄れてしまう気がした。」
(23頁)
「死者は、残された生者のためにいるのだ」
(309頁)
新潮社より。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
仏壇店に行ってみよう
http://www.butsudan.kogeisha.com/
鎌倉花寺巡り
http://www.kamakura.kogeisha.com/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい」
「ツナグ」の帯のタイトルを見て、
思わずこの一冊を買ってしまった。
誰がどのように願いで使者との再会を望むのだろうか。
ツナグと呼ばれる使者がその再会を叶えてくれるのだが、
ツナグは高校生の男の子、歩美(あゆみ)。
かれは、そのような家系の中に生まれ、
病床にある祖母から仕事を託される。
尤も、このことは小説の最後で明かされることで、
最初はちょっぴり謎めいた高校生として登場する。
「一人の人間が、『この世』にいるうちに、 『あの世』の死者に出会える機会は一人分だけです 今、ここで水城サヲリさんに会ってしまったら、 あなたはもう二度と、誰かと面会することはできません」
(22頁)
実は死者にとっても会えるのは一度だけ
この世にいる人が出会えるのは一度だけ
というルールがある。
「この世とあの世の出入り口。 そこを繋ぐことが叶うなら、 きっとたくさんの人がその場所に殺到する。 死ぬことに意味がなくなる。 生きることの意味だって曖昧に薄れてしまう気がした。」
(23頁)
「死者は、残された生者のためにいるのだ」
(309頁)
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2010-11-14 06:32
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