神社本庁はなぜ先祖供養の方法をＨＰで紹介しないでしょうか

神道関連のホームページを見ていると、
神棚祭祀の方法については紹介記事がありますが、
なぜか先祖供養のための祖霊舎や神道壇・神徒壇についての紹介記事は
全くと言ってよいほどありません。

敬神生活ということで、神宮大麻を中心にした神棚祭祀を重視することは分かりますが、
先祖供養のことに関しても、もう少し注意を払うべきだと思います。

神道による先祖供養そのものを知らない人が意外と多いのではないでしょうか？

これは多くの神社が慶事を司ることには熱心でも、
弔事には敢えて関わらないという姿勢も影響していると思います。
もちろん「穢れ」の問題もあると思いますが。

神宮大麻ってご存じですか？

ところで、神宮大麻を知っている人は
一体どれだけいるのでしょうか？
「大麻」というと、もうこれはドラッグそのもの。
それだけで勘違いされそうな名称です。

大麻の麻は、いわゆる植物の麻のなのですが、
古くから清浄を護る植物として、
宗教儀式にも用いられてきました。

神宮大麻の原点は
払い串の先にこれを付け、
振ることで、
その場とその場に集まった人たちの
罪穢れを浄める効果をもたらすことにあります。

まあ、そこまで説明しないと分からないわけですが、
以前は一千万世帯に神宮大麻を頒布しようという計画もありましたが、
現在ではどうなっているのでしょうか？

神宮大麻という呼び名は独特のものですが、
お伊勢さんのお神札（おふだ）と言った方が、
よく通りますね。

天神さんの御守りなどは
受験生自信が求める他、
親戚や知り合いがこれを送ったりします。

つまり、神宮大麻もそうなれば良いのでしょうが、
実際、入手はやや面倒くささがつきまといます。

どうして神宮大麻？

神棚のお祀りの方法を調べると、
伊勢神宮のお神札である神宮大麻を中心に祀りなさい、
と共通して書かれています。

でも実際のところどうなんでしょう。

神宮大麻中心ということは伊勢神宮中心ということです。
伊勢神宮中心ということは天照大神中心ということになります。
天照大神は皇祖の中心ですので、
これはこれで理解できるのですが、
神宮大麻を持たずに神棚を祭祀したいという場合には
神宮大麻を拝受してからお祀りしなさい、
というのでしょうか？

神宮大麻ではなく、地元の氏神さまのお神札中心ではいけないのかしら？

どなたか是非教えて下さい。

正辰祭（せいしんさい）

神道では祖霊のお祀りとして、正辰祭、春季霊祭、秋季霊祭があります。
このうち、正辰祭とは神道における祥月命日のことです。
つまり故人が亡くなった当月当日に行う神事です。