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そのときは 彼に よろしく [映画]

昨晩は、映画「その時は彼によろしく」をDVDでみました。
なかなかの秀作。

舞台の一つはアクアプランツ、つまり水草屋さん。
熱帯魚を飼うとき、水草は必要となりますが、
ここではお魚は全く登場せず、ひたすら水草がゆらめく水槽が登場。
林や森の木々は揺らめくときに音を出しますが(枝がぶつかり、葉がこすれる)、
水草の揺らぎは無音。
その無音のゆらぎの中で、主人公の智史(山田孝之)と花梨(長澤まさみ)が
13年ぶりの出会いを果たし、そこからストーリーが展開。

言葉の静かな、荒げる言葉の登場しない、映画です。

花梨は眠りから覚めない、という病気にかかり、映画の最後のところでは眠り続ける
彼女の姿が何度も登場。
彼のキスや涙で目が覚めるというありきたりの展開でありませんでした。

調度同じ頃、死に行く智史のお父さん。

眠りから覚め、アクアプランツの前で智史と抱き合う花梨は言います。
「夢の中でお父さんと出会った。お父さんが帰り道を教えてくれた。
息子に会ったら、その時は彼によろしく」

http://www.sonokare.com/

映画のオフィシャルサイト。
昨年夏の映画です。
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