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東洋大、箱根駅伝出場認められる・・・・・世間の喪失 [雑感]

東洋大の箱根駅伝出場が結局認められることとなりました。

事の起こりは東洋大陸上部部員の電車内における痴漢行為
(強制わいせつ行為)。

この件に関して関東学生陸上競技連盟は
出場の可否に関して協議をした結果、
東洋大の箱根駅伝出場を認めることになったのですが、
どこかすっきりしません。

記事によれば陸上部監督と部長が辞任し、
駅伝当日も応援が制限されるそうですが、
出場OKの理由は
「一部員の不祥事によって真摯(しんし)に
勉学とトレーニングに励んだ部員諸君が、
その成果を発表する機会まで失うことは誠にふびん」
というもの。

甘い理由、と思います。
これで東洋大陸上部と関東陸連は「世間の視線」を喪失したばかりか、
学生スポーツ界の悪弊を作り出したことは確実です。
もちろん、箱根に向けて鍛錬を重ね、精神を高めてきた選手達は
出場取り消し、あるいは出場辞退になれば、
可哀想であり、彼らは絶望のどん底に突き落とされるでしょう。
でも、人生にはそうしたことも起こりえるのです。
自分には全く関係のないところで起こったことが、
自分の人生を狂わすということが。
だから、こうした集団に属している者は、
高いレベルで身と心を、相当慎まないといけないのです。

一部員の不祥事によってさえ、
出場が取り消される、というのが本来の姿だと思います。
プロなら構いません。しかし、アマチュア学生スポーツです。

今回の決定は、電車の中でうんち座りしながら
ハンバーガーを貪り食らう若者の姿を想起させます。
うんち座りしているのは連盟です。
世間の目を喪失し、自分に甘い、他人に無関心というその姿。
連帯責任が無くなるということは、
うんち座りでハンバーガーを食べる若者を許す、
と同レベルのこと、と思います。
でも、そうなれば世間(社会)は成り立ちません。

箱根駅伝の人気の上に、学連は甘えているように思います。
もし、出場を許可するのであれば、
記録なし、学生応援団の出場禁止(一切姿を見せない)
にせめてするべきだと思います。

今後、高校スポーツ界で同様の事件が起こった場合、
同様の措置がとられる可能性大。
学連は、その影響も考えているのかしら。

東洋大は、それで、出場するのでしょうか。

連座制とか連帯責任なんて「古い」「固陋な習慣」と思ってはいけません。
それは社会を維持する一つの機能です。
個人の責任ではなく、個人の決定ばかり頼ることは
時として社会の荒廃を招きます。
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