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日本グリーフケア研究所 [宗教]

今朝の読売新聞に
「日本グリーフケア研究所」所長に就任した
高木慶子(よしこ)さんの記事が掲載されています。

研究所の名前も高木さんの名前も初めて聞くのですが、
色々と考えさせられる記事内容でした。

グリーフケアとは親しい人を失い、
あるいは失いかけている人の嘆き(グリーフ)を
ケア(なぐさめ支える)することで、
最近とみに注目されています。

そのグリーフケアを専門に研究し、学ぶ場所が
日本グリーフケア研究所で、
兵庫県尼崎市の聖トマス大学に設けられます。

聖トマス大学はカトリック系の大学。
そして高木さんはいわゆるシスターです。

カトリック(キリスト教)は、ある意味言葉の宗教です。
それは聖書にある「はじめに言葉ありき」という一言で集約されます。
その言葉が人々を慰め、支えます。

シスターという存在は仏教における尼僧とは、やや印象が異なります。
書くと長くなってしまうのですが、
シスターの存在がキリスト教の存在を、我々にとって身近なものとさせています。
もし、神父のみであれば、キリスト教はここまで世界に広がりをもたなかったでしょう。

ひるがえって仏教はどうでしょうか?
言葉を大切にしているでしょうか?
聞いても分からない漢訳経典をいくら読んでも、聞く人に伝わりません。
そして、シスターという女性原理の存在もありません。

どうしてグリーフケアがカトリックなのか、
その意味がここにあるように思います。
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