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日本航空(JAL)の年金問題 [雑感]

先週は日本航空便に乗る機会がありました。
目的地と羽田を往復しましたが、
離陸前に客室乗務員の方々が
「日本航空は再建に向かって一同頑張って参りますので
これからもよろしくお願いします」
という挨拶(深々としたお辞儀と共に)がありました。

飛行機に乗ることは比較的多いと思いますが、
ここしばらくはJAL便に乗る機会を多くしています。

JALの年金問題がよく報道されていますが、
いまいち理解に苦しむのが、
年金の積立金は、JAL本体の会計の中で積み立てられているのか
それとも年金会社のようなところで積み立てられているのか、
ということです。

JAL本体で積み立てが行われている場合、
年金が完全に保全されているのか、
それとも事業資金として流用されているのか、
ということが報道だけでは分かりません。

また、年率4%を超える運用実績に基づいての年金ということも分かりますが、
それは年金会社が行っているのか、JALが行っているのか。

ネット上の資料と見ると企業年金基金というところが
運営しているよいうですが、
問題は日本航空からの掛け金がちゃんとなされているかどうか、ということ。
http://jalnenkin.web.fc2.com/jalnenkin_34.pdf#search='日本航空%20年金'

日本航空のOBページ年金問題を考えるページがありますが、
それを読んでいますと、日本航空の経営と「我々の年金は別問題」という意見が大半ですが、
日本航空に公的な資金などが仮に投入され、その資金が運行経費ではなく
一部、年金に振り向けられるとなるとこれは反発のもととなるでしょう。

年金は積み立てておくべき資金、という大前提があるわけですが、
会社の経営はなかなかそうは行きません。
企業年金制度があり、会社が運用している場合には(実際には信託証券などを通じて)
会社が潰れれば年金の大半は保全されないでしょう。
なぜなら、資金繰りに年金が使われてしまう場合が多いからです。

例えば退職金も大半の中小企業は計算通り満額を支給できるところは
少ないと思います。場合によっては金一封でしょう。

退職金や年金が予定通り出る、という感覚は
少なくとも私個人には全くありません。
でもJALのOBの方々や、大企業で成長を経験されてきた方、
あるいは役場勤めの人は、そうではないと思います。

マスコミの報道は、もう少し年金という問題を
掘り下げるべきだと思います。
日本航空の年金はすでに積み立て不足だと言いますが、
年金のお金の積み立てがどこで行われ、
一体どれだけ流用されているのか。
よく分からない部分です。
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