中国高速鉄道 無茶苦茶な運行

中国高速鉄道が
とうとう、と言うべきか事故を起こしました。
ただし、走行スピードは時速300キロを越える「高速動車」ではなく、
時速300キロ以下の「動車組」です。



事故発生は7月23日午後８時。
浙江省温州付近で、
北京南駅発福州行きのD301列車に
杭州発福州行きのD3115列車が
後ろから衝突し、事故発生。
たまた橋梁の上だったので、
D3115列車の後部3両が橋梁から落ち、
うち2両が地面まで落下しました（1両は橋梁からぶらさがり）。

と時刻表を見ながら理解していましたが、
午後の報道を見ると、
北京南駅発福州行きのD301列車が
D3115列車に突っ込んだとのこと。

つまり時刻表通りではなく、
D301列車が遅れていたということか・・・・
理解に苦しむ。
制御不能だ。



本来、D301列車は北京南を朝の7時50分に出発（北京南発福州行き）
天津南駅、徐州、南京南、無錫を経て上海虹橋駅に15時42分に到着。
その後、15時44分に同駅を出発し杭州南に16時46分に到着、
温州南の一つ手前の台州を出発したのは19時02分。

D3115列車は杭州発福州南行きで、
杭州発16時36分で台州出発が19時13分。

二つの列車の出発時間はここで11分の差があり、
温州手前の温岭では10分の差。

ところが後続列車であるはずのD3115が先行し
D301が追いかけるように走っていたということ。
おそらく、杭州の段階で逆になっていたのでは？
まったく、信じられません。

事故の様子の写真は以下の頁から。
http://news.cn.yahoo.com/newspic/news/16165/1/

D301列車の時刻表。
http://www.gaotieshike.com/checi.asp?CheCi=D301
D3115列車の時刻表
http://www.gaotieshike.com/checi.asp?CheCi=D3115

今回の事故は人ごとではありません。
自分自身も乗車する可能性大の区間。

中国の高速鉄道は
中国鉄道相の巨額賄賂による更迭、
コンクリート強度の不足、
鉄筋強度の不足、
などを理由に最高速度350キロを300キロに落とすことが
決定された直後の事故です。

32人の方が亡くなり、
171人の方が負傷されたとのこと。
亡くなられた方にはご冥福を。
そして中国高速鉄道には安全運行を望みます。

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コメント 1

参考になりました！色々とありがとうございます。
by 中古車買取 (2012-06-06 21:33)