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「対立を克服できるか ~領土で揺れる日中・日韓~」を見て [雑感]

昨晩放映のNHKスペシャル
「対立を克服できるか ~領土で揺れる日中・日韓~」
途中からですが、見ました。

なかなか時宜を得た放映だと思いますが、
両方の意見を平等に聞いて、
中立を装い、結論が出ない、
というNHKらしい企画でした(笑)

日本人と韓国人の戦前戦後認識の違いについて
改めて再確認。

韓国側にとって、日本に望む「正しい歴史教育」とは
「植民地支配とそれに対しての贖罪観を持たせる教育」。
日本はずっと贖罪意識を持つような歴史観、
反戦教育を受けてきたわけで、
その都度「過去の不幸な歴史」について謝ってきました。
つまり、歴史観は一致していたわけです。

でも、どこかで違和感も感じてきた訳で、
それは「植民地支配中に学校も道路も造った」的発言として
散発的に登場してきました。

考えて見ると20年前であれば
植民地支配を肯定するようなことを
日本側の大臣が発言すれば「即クビ」でした。

日本側は「どれだけ謝ればいいの」と聞くわけですが、
韓国側は「謝ったと思ったら、すぐに前言覆すし、
もっと誠意のこもった謝罪が欲しい」という訳です。
つまり、ぶれない韓国への謝罪意識を日本に求めていることになります。

韓国側では徹底的な植民地支配された被害者教育が行われているわけで、
若者の意識もそこで固まってしまいます。
で、「日本の若者は歴史を勉強していない」と反発する。

でも祖父母、曾祖父母の時代に起こったことを
現在の日本の若者に謝罪させるのは無理です。
もう七十年前のことです。
韓国では永遠にそのような教育をするのでしょうが、
日本は違った歴史観を教える時代になっているので、
さらにギャップは開くでしょう。

韓国側の発言者の一人が
「同じ歴史観を共有することが」的な発言をしていましたが、
そりゃ無理でしょう。
祖父母、曾祖父母が行ったことに対しての罪悪は
今の人たちには全くないし、贖罪意識を持つ必要も全くない、と思います。


という訳で、これからの韓国に対しての日本の態度は
「謝らない日本」かな。
そこで、またギャップが出るのではないでしょうか。



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