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早稲田ラグビー弱体化の原因は大学の方向性が不明確 後藤監督の談話 [早稲田]

早稲田大学ラグビーは大学選手権で年末に東海大に敗れベスト8で終わりましたが、
後藤禎和監督のインタビューでは(早稲田スポーツ)
このままでは早稲田ラグビーはさらに弱体化すると指摘している。
それは、競争部と野球部も同様。
ラグビー、競争部、野球部はメジャーな大学スポーツ。
ここが弱体化すると、大学に対しての求心力は確実に低下する。

今年のスポ科の自己推薦で
女子サッカーが11人、ラグビーは2人というのは酷い。
女子サッカーが11人というのは、入試成績の結果なのだろうが、
自己推薦枠を、ラグビーは5人、競争部は15人、野球は5人とは
最初から決めないとどうしようもない。

トップアスリートの合格者を見ていると
競技人口の少ないジャンル、
トランポリンとか女子ジャンプとかで
高校生の時から日本代表でオリンピックや世界選手権に出場することを条件とするなら
競技人口の少ない、早熟で出場できる競技にしかならない。
長距離走は絶対無理で、
高校野球の選手で日本代表になることも無理で
高校ラグビーで、日本のA代表になることも無理。

でも女子野球とか、女子ラグビーなら可能。
こんなことは自明の理であり、
大学の入試基準は硬直化している。

後藤監督が指摘している通り、
メジャーな大学スポーツはプロ予備軍だ。
でないと勝てないという状況がこの10年でさらに濃厚になった。
早稲田のスポーツは、このままだと、
秀才の集まる高校スポーツレベルになってしまう。

ラグビーも今年の入学者には、
さらに優秀な競技者が入ってくるかもしれないが、
ともあれ後藤監督のインタビューをリンクからご覧下さい。

以下、早稲田スポーツからの引用。

―ラグビーに箱根駅伝。お正月は注目を集め、結果が振るわないと、「何をしているんだ」という話になりますが、ラグビー部の監督として、今の大学スポーツのなかでワセダの置かれている状況なりはどう捉えているのでしょう
 このタイミングのこの機会だから、ざっくばらんに自分の考えを言わせてもらうと、大学スポーツのなかでのメジャースポーツ、野球、駅伝、ラグビーなのかな。この3つの競技に関しては、やっぱりどこの大学も、特に強いところは、相当なエネルギーと資源を注入してきている。
 ほとんどプロに近いような環境を整備して、選手の獲得ひとつにしてもすごく力を入れて。そんななか、正直、ワセダは旧態依然とした括りのなかで勝ちを求めている。ハッキリと言うと、そういった状況。

 だから、これだけ注目されている大学スポーツを、学校としてどう捉えていくのか。そこをハッキリと、まずは大学のなかで明確にして、やっぱり環境を整備して強くし、帰属意識であったり、大学への求心力として活用していくのか。あるいは、やっぱり大学なんだから、学問と両立して、あくまでも人間教育の場としてやれることをやっていくと位置づけるのか。その辺りをハッキリとさせないと、割り切らないと、少なくともメジャー競技に関しては、日本一になるのは極めて難しい時期にきているのは、間違いないと思う。

(駅伝監督)渡辺さんも、前々からそういったことを言い続けている。個人的には、それでも勝ってやろうという想いで、やっているんだけど…
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