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上海株 暴落か持ち直しか 下落の可能性大か [中国]

上海株は6月5日に5023ポイントを付けた後、
6月16日に4887ポイントに下がり、
その後、僅か3週間後の7月3日には
3686ポイントまで急落、今後の展開が注目されている。
そうした中で政府は2兆4千億円あまりを(1200億元)
市場につぎ込みこれ以上の株価下落を防ぐと発表した。

4月に中国に行った時の感じ。

厦門の茶葉屋のおばちゃん
スマホで株価チェックしながらニコニコ。
『儲かっているわよ』

江西省のにいちゃん
パソコンで株価チェックしながら
「株で儲かっている」

福建省の金持ちおじさん
株も不動産も全部売った
「もう、危ないよ。信じられない」

上海の金持ち
「今の株価は狂っている。危ない」

ということで普通の人は買い込んで、
金持ちは引いている。
株式をやっている人の大半は
損含みでドキドキしているだろう。

国政府は2兆円以上を株式市場に投入して
4500ポイントを維持すると宣言したようだが、
信用取引で100兆円のあるのに、株価の維持は難しい。
それも8割が個人取引だろいう。
維持しようとして4500ポイントまで上げても
そこで売りが殺到するのは目に見えている。

そもそも、北京オリンピック前の暴騰と暴落を思い出して見ると良い。
前々年から暴騰し、開催年に暴落。
2年で約6倍、1年で6092から1719まで急落した。
なので、今回も5000ポイントをベースに考えれば
投げ売りとなり3000ポイントを割る可能性もある。

上海株価総合指数
2005年10月 1161(High) 1080(Low)
2006年7月  1745(High) 1612(Low)
2006年10月 1837(High) 1752(Low)
2007年7月  4471(High) 3615(Low)
2007年10月 6092(High) 5552(Low)
2008年7月 2920(High) 2651(Low) オリンピック開催直前
2008年10月 2293(High) 1719(Low) オリンピック閉会直後
2009年7月 3438(High) 3008(Low)

05年06年の頃に比較して分かりやすいのは
地域政府が発表する人件費。
2005年に上海市政府が発表した最低賃金は690元(9000円)
今年上海市政府が発表した最低賃金は2020元(39000円)
実勢賃金を倍とすれば2005年が18000円、2015年は8万円だ。
加えて社会保障費が掛かるので2015年は×1.4で約11万円
実は鹿児島や秋田と人件費は変わらなくなって来ており、
製造地としての中国の「人件費の魅力」「豊富な労働力」は完全に消滅している。

GNPの伸び率が鈍化しているのは当たり前の話。

自分の中国の知り合いの多くは
カナダ籍やオーストラリア籍になっている。
もしくは家族が海外の居住権を持つ、
子弟が海外に留学するというのが当たり前。
金持ちの資産の多くは海外に移っている。

当時とは株式市場の規模は巨大になっている。

さて週明けの上海株式市場は
どのような値動きを見せるだろうか。



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