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ワーキングプア [雑感]

昨晩はマンションにお住まいの方々と駅前の居酒屋で新年会。私を含めて三名。マンションの管理組合当番理事として、共に働いた方々です。入居して約五年になりますが、まさかマンションの方々と居酒屋で飲み会をしようとは思いもしませんでした。皆さん、素晴らしい方です。

飲みながらワーキングプアや「おでんくん」の話しになりました。
ワーキングプアという存在そのものは知っていましたが、新年の番組(?)で放映されていたようです。迂闊にも全く知りませんでした。
働いても働いても、月収手取りが十五万円にしかならない、勤め先が全くない人など、先が見えない人々の群れが誕生しています。世帯数に直すと数百万世帯になります。

仏壇業界を支えてきた職人さん、それも明治生まれの人々は、たいがい丁稚奉公を経験しています。小学校を卒業すると同時に親方の家に入門し、住み込みで約五年ほど奉公し技術を身につけます。お給料はこづかい程度。お休みの日は月に二回。子守から掃除までをする五年間です。丁稚奉公は職人さんばかりでなく、商家でも同様でした。丁稚、手代、番頭という出世コースもありました。
いずれにしても、戦前の日本は大量の低賃金労働力によって支えられていました。農家は一家全員が労働力でした。

 という話しをしながら「それでも昔は社会的にケアするネットワークがあったのでは」という話しも出ましたが、果たしてどうなのでしょう。

 近隣アジア諸国の製品価格競争力を思う時、現在の日本の状況は必然の結果とも思えますが、
戦前の丁稚さんやアジアの労働者と決定的に違うことは、明日への夢や希望がないことでしょう。


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