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広がるハロウィーン(2) [雑感]

今日は関西へ日帰り出張しましたが、
やはり、あちこちでお化けカボチャを見ました。
洋菓子屋さんでは、もはや必須アイテムという感じですね。
クリスマス(とバレンタイン)に次ぐ、洋菓子販売の季節になるのかもしれません。

ハロウィーンは10月31日に行われるのですが、
翌日の11月1日はカトリックの「諸聖人の日」
そのまた翌日は「死者の日」です。

「諸聖人の日」は「万聖節」とも呼ばれ、
カトリックの聖人(例えばセント・バレンタインとか)と殉教者のために
祈りを捧げる日です。
「諸聖人の日」を英語で書くと
「オール・ハロウズ・All Hallows」あるいは「ハロウマス・Hallowmas」で
ハロウィーンという言葉の起源となっています。

翌日の「死者の日」はなかなか興味深いものがあります。
死者供養、さらには先祖供養は極東アジアの専売特許という部分がありますが、
実はカトリックでも先祖供養、具体的に言えば「追善供養」の習慣がそれなりにあるんですね。

昨年か一昨年だったか、NHKのテレビ講座のテキストで
中世修道院をテーマにしたものがあったのですが、
クリニュー修道会が追善供養的な「神事」を始めたと指摘する一文を見つけ、
「へぇー」と驚いたことを覚えています。
なにしろ、そのことにより、煉獄(地獄)での責め苦の時間が短縮されるというのです。


もちろん、そうしたことに対しての世間の要求があったということですが、
修道会の経済基盤を確立するためにもそれは必要だったのかもしれません。

ハロウィーン、万聖節、そして死者の日と、
この時期、キリスト教でも死者と関わりの深い日々が続くことになります。




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