IMFの予測では来年は景気回復？

ＩＭＦ国際通貨基金は今年と来年以降の経済見通しについて発表しました。
その発表によると、今年後半から緩やかな回復に向かう、とのことですが、
それが実現することを祈りたいものです。

http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/weo/2008/02/pdf/sumj.pdf

以下、引用

1930 年代以降で最も深刻な成熟市場における金融ショックに直面し、
世界経済は大幅な減速局面にさしかかっている。
世界経済成長は2008 年に著しく減速し、
2009年後半になってようやく緩やかな回復に向かう見通しである。
インフレ率は商品価格の急騰を背景に高水準となっているが、
低下するとみられる。
状況はこれまでにないほど不透明であり、
著しい下振れリスクにさらされている。
金融情勢安定化と同時に、
経済活動の停滞への対処とインフレの防止が緊急の政策課題である。

世界の年間平均成長率は、2007 年の5.0 パーセントから2008 年は3.9 パーセント、
2009 年は3.0 パーセントと、2002 年以来最も低い水準にに減速する見通しである。
2008 年後半から2009 年前半にかけて、
先進国・地域は景気後退もしくはそれに近い状況に至ると見込まれ、
2009 年後半に予測される回復も、過去の例と比べて非常に緩やかなものとなろう。
ほとんどの新興・発展途上国・地域においても、
成長率はトレンドを下回る水準に鈍化すると見込まれる。