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1752年 パリで発行された琉球〜台湾〜中国の地図 尖閣は琉球王国の版図 [雑感]

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先日のタイ行中、古美術店で発見した極東アジアの地図。

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当時のヨーロッパの人たちの極東アジアの認識が、伝わる地図・・?
林子平(1738〜1793)が表した『三国通覧図説』は1785年の発刊ですから
それ以前に描かれた地図、ということになります。
ちなみに『三国通覧図説』は尖閣(釣魚)が、中国領であったという根拠の
1つになるものです。


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まず気付くのは、台湾の東側が清朝に属していない、ということ。
なぜだろうか・・・・?

八重島諸島・宮古諸島は琉球王国に属しています。
ces Isles dependent du Roi de Lekeyo
琉球王国はRoi de Lekeyoでしょう(フランス語が分からないので、多分)

琉球王国と八重島諸島の間に
Tche-oey-suがありますが、
これが釣魚嶼(島)ではないでしょうか。

台湾の右にあるHoa-pin-suは花瓶嶼で、
Pon-kiaは彭佳嶼でしょう。
で、Hoan-oey-suは黄尾嶼(久場島)か?

島の色分けで言うと、琉球王国と同じ色です。
でも台湾の東半分も琉球王国と同じ色ですね。

清朝の版図は朱色なので、琉球王国は全く清朝の版図ではなく
尖閣も清朝の版図としては全く認識されていません。
また、清朝の台湾における版図の認識もこの地図では西側のみです。

貴重な地図かどうか、貴重であれば、日本大使館の方は現地でお買い上げを。
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