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『幽霊を捕まえようとした科学者たち』(3) [宗教]

『幽霊を捕まえようとした科学者たち』に登場する科学者は
幽霊・心霊現象が本物のか、偽物なのか、なにかのトリックなのか
証明しようとします。

例えばMr.マリックさんのマジックを、科学者がずらりと並んで見つめ、
それがマジックなのか心霊現象なのかを証明する、
スピリチュアルの江原啓介さんがズバリと見抜く、相手の経歴などに
どこかウソがないか、調べ上げるといった感じです。

そうすると、トリックが見付かったりして、単なる手品・マジックであることが発覚もしますが、
例えば霊媒が全く知らない、死んだ人の事を
霊媒が見事に語るということなど、証明できない不思議なことも
確かにあるのです。

なるほどな、と思うのは、霊媒が霊を呼ぶのに行うのが
「降霊会」であるということです。
主人公のウィリアム・ジェームスはアメリカ人ですが、
その他の登場人物の大半はイギリス人で、
ケンブリッジ大学の教授であったりします。
なんだか、降霊会というのはイギリスらしい風景のようにも思えます。

『幽霊を捕まえようとした科学者たち』の時代は十九世紀です。
十九世紀は十八世紀に始まった産業革命が本格化した時代で、
科学の世界も飛躍的に発展する。

ダーウィンが「種の起源」を発表し進化論を世に問い、
進化論のもう一人の生みの親であるラッセル・ウォオレスも19世紀に大きな影響を与えます。
フロイトが精神分析を学問として世間に発表するのも19世紀。

エジソンやキュリー夫人もこの時代の人です


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