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イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事件 [雑感]

イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事件に関して、
海難審判法による海難審判が
横浜地方海難審判庁で始まりました。

この件に関しては、マスコミ各紙で大きく取り上げられていますが、
一部の報道では「イージス艦」側が自分の非を否定したと
海自側を非難する報道となっています。

昨晩の報道ステーションではキャスターの古館さんが
海自の姿勢を批判していました。
そこで出される絵が、「清徳丸」家の姿であったりすると、
多くの人は「自分のミスを認めない海上自衛隊」と思うに違いありません。

今朝の朝刊を見ると、読売新聞は冷静な報道です。
どちらが悪い、という一方的な報道はしていません。
海自の主張も主観を入れず淡々と報じています。
朝日は(福岡)、記事掲載ゼロ。

事件が起こった後、
報道は「海自が悪い」の一方的なものでした。
衝突事件をジオラマで再現し、
回避行動を行わなかった海自が悪いと。
唯一、よみうりテレビの辛坊治郎が
「両方動いていたのだから、海自が全て悪いということは言えない」
とコメントしているのが印象的でした。
もう一人、他局の方ですが、似たようなコメントを出していましたが
コメンテーターとして出席していた人はおおかた「海自が悪い」。
審判が始まる前から「海自が悪い」とマスコミが大合唱するのは
あまりよい印象ではありませんでした。

もちろん、清徳丸の家族の方々、そして清徳丸の地元の方々の気持ちも分かりますが、
今回のマスコミの論調を見ていると、
逆に振れたときの恐怖感を思わずにいられませn。
例えば、隣国との紛争が起こった時、海外派遣されている自衛隊が戦闘に巻き込まれたとき、
世論が「紛争肯定」「戦闘肯定」に傾けば、
無責任なコメンテーターは、一挙に肯定派に傾く可能性があります。

あの人の意見、この人の意見。
反対意見が聞こえるマスコミであって欲しいと思います。
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